韜光養晦
読み方
とうこう ようかい意味
自分の才能・力量・本心などをむやみに表に出さず、目立たないようにして、時機が来るまで力を蓄えること。「韜光」は光、すなわち才能や名声を包み隠すこと、「養晦」は暗い所に身を置くようにして世間の注目を避けることをいう。由来
中国の歴史書『旧唐書』の「宣宗紀」に、唐の宣宗が皇位に就く前、周囲の警戒を避けるため長く「韜晦」していたことを記した記述があり、これを踏まえて成立した語とされる。『旧唐書』は五代十国時代の後晋で編纂され、945年に完成した。なお、原典には主に「韜晦」とあり、「韜光養晦」はその意味を整えてできた四字句である。備考
単に消極的であることではなく、将来の機会に備えて意図的に能力や意図を隠し、力を養うという含みがある。中国語圏では政治・外交の文脈でも用いられる。例文
- 彼は若手ながら実力をひけらかさず、韜光養晦の姿勢で専門知識を磨き続けた。
- 新規事業が軌道に乗るまでは、競合に手の内を見せず韜光養晦に徹する方針だ。
- 彼女は韜光養晦していたが、危機的な場面では卓越した交渉力を発揮した。
類義語
対義語
- 露才揚己
- 自己顕示
- 誇示宣伝