一介不取
読み方
いっかい ふしゅ意味
他人から、ほんのわずかな物や利益さえ受け取らないこと。転じて、不正な利得・賄賂などを求めず、私欲を交えない非常に清廉で節操の堅い態度をいう。由来
中国・戦国時代(紀元前4世紀ごろ)の思想書『孟子』「公孫丑上」にある「一介不以与人、一介不以取諸人」に由来する。「一介」はごくわずかな物、「不取」は取らない意で、陳仲子の徹底して廉潔な態度を表した言葉である。備考
現代では、清廉な公務員・政治家・組織運営者などを評価する文脈で使われる。単なる倹約ではなく、不当な利益を受け取らない倫理性を強調する、やや硬い表現である。例文
- 彼はどのような贈答品も受け取らず、一介不取の姿勢を貫いた。
- その官僚は一介不取の人物として知られ、利害関係者との私的な会食も避けていた。
- 組織の信頼を守るには、一介不取の精神で公金を扱うことが重要だ。
類義語
- 清廉潔白
- 廉潔無私
- 高潔無比