一刀両断
読み方
いっとう りょうだん意味
一太刀で物を真っ二つに切ること。転じて、ためらったり曖昧にしたりせず、複雑な問題・対立・案件などを思い切って明確に処理・決断することをいう。由来
中国・南宋の朱熹(1130~1200)の講話を弟子たちがまとめ、1270年ごろに成立したとされる『朱子語類』に見える「一刀両段(いっとうりょうだん)」が典拠とされる。「一太刀で二つに切る」という字義から、関係や問題をきっぱり断つ意味に発展した。日本では「段」を「断」とした「一刀両断」が四字熟語として定着している。備考
決断の速さや明快さを評価する表現だが、事情を十分に考えず強引に処理するという批判的な含みで使われることもある。「一刀両段」は典拠に見られる形。例文
- 長引く議論を一刀両断し、委員長は計画の中止を決定した。
- 問題の原因を一刀両断に決めつける前に、十分な調査が必要だ。
- 二人の対立を一刀両断に解決できるほど、その交渉は単純ではない。
類義語
対義語
- 優柔不断
- 逡巡遅疑
- 熟慮逡巡