一切衆生
読み方
いっさい しゅじょう意味
この世に生きる、感覚や心をもち、迷いや苦しみを経験するすべての生き物・生命をいう仏教語。人間だけでなく、動物なども含む。仏・菩薩が救済や慈悲の対象とする、あらゆる生きとし生けるものを指す。由来
仏教語。「一切」は「すべて」、「衆生」は多くの生き物・生命を意味する。サンスクリット語の「sarvasattva(すべての有情・生き物)」などを漢訳した表現として、中国で成立し、仏典とともに日本へ伝来した。原典の成立時期は紀元前後から数世紀にわたるため、特定の年は不明である。備考
主に仏教・宗教思想の文脈で用いる語で、日常会話ではあまり使わない。「衆生」は一般に「しゅじょう」と読む。宗派や文脈によっては、人間・動物以外の生命や存在まで広く含めて説かれることがある。例文
- 仏教では、一切衆生に慈悲の心を向けることを大切にする。
- 菩薩は、自分だけの悟りではなく、一切衆生の救済を願うとされる。
- 自然を守ることは、一切衆生が共に生きる環境を守ることにもつながる。
類義語
- 一切有情
- 有情衆生
- 群生
対義語
- 非情
- 無情