一刻千金
読み方
いっこく せんきん意味
わずかな時間であっても、非常に貴重で大きな価値があること。「一刻」は昔の時刻で約15分を指すが、現在は「ほんの少しの時間」の意味でも用いる。特に、楽しく充実した時間や、逃してはならない重要な時間の貴さを表す。由来
中国・北宋(11世紀)の詩人、蘇軾(そしょく/蘇東坡)の詩「春夜(しゅんや)」にある「春宵一刻値千金(春の夜は、わずか一刻でも千金に値する)」に由来する。春の美しい夜の楽しさ・貴重さを詠んだ句が、日本で「一刻千金」という四字熟語として定着した。備考
本来は春の夜の美しさをいう語だが、現在は季節を問わず「時間が非常に貴重である」の意で使う。急ぐ場面にも、楽しい時間を惜しむ場面にも用いられる。例文
- 家族全員がそろって食卓を囲める時間は、私にとって一刻千金だ。
- 締め切りまで残りわずかなので、一刻千金の思いで作業を進めた。
- 満開の桜の下で友人と語り合った春の夜は、まさに一刻千金だった。
類義語
対義語
- 虚度光陰
- 時間浪費
- 徒費光陰