一富一貧
読み方
いちふ いっぴん意味
富むときもあれば貧しくなるときもあるように、人の境遇や財産は移り変わりやすいこと。また、富者と貧者という対照的な境遇があることをいう。人生や世の中の浮き沈みを表す語。由来
中国・前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに著した『史記』「汲鄭列伝」にある「一貧一富、乃知交態(貧しくなったり富んだりして、初めて人の交際のありさまが分かる)」に由来するとされる。日本では語順を入れ替えた「一富一貧」の形でも定着し、境遇の変転を表す四字熟語となった。備考
日常会話ではあまり多用されず、文章語・教訓的な表現として使われる。「一貧一富」は出典に見られる語順であり、「一富一貧」は日本語として定着した形である。例文
- 父は、事業には一富一貧があるのだから、好況のときほど慎重であれと教えた。
- 彼は若いころに一富一貧を経験したため、財産だけで人を判断しない。
- 世の中は一富一貧であり、今の成功がいつまでも続くとは限らない。
類義語
対義語
- 安定不変
- 恒久不変