一技之長
読み方
いちぎ の ちょう意味
一つの技術・技能・専門分野について、ほかの人より優れている長所や能力があること。「一技」は一つの技能、「之長」はその分野で秀でている点をいう。必ずしも能力が一つだけという意味ではない。由来
中国・清代(18世紀)の画家・文人である鄭燮(ていしょう。鄭板橋、1693~1765)の書簡集『鄭板橋集』所収「范県署中寄舎弟墨第四書」に見える語が典拠としてよく挙げられる。書簡中の「凡百一技之長(およそあらゆる一つの技能の長所)」という用例から、優れた専門技能を指す表現として用いられるようになった。備考
「一技の長」と表記することもある。自己PR、人材評価、職業能力などについて用いられることが多い。必ずしも一つしか才能がないという意味ではなく、一分野で秀でた点があるという肯定的な表現である。例文
- 彼は営業経験こそ浅いが、データ分析には一技之長がある。
- 採用では、幅広い知識に加えて一技之長を持つ人材が評価される。
- 誰にでも一技之長はあるのだから、自分の得意な分野を見つけて磨くべきだ。
類義語
- 一芸一能
- 一芸に秀でる
- 得意分野を持つ
- 一日の長
対義語
- 一無所長
- 無芸大食