一敗塗地
読み方
いっぱいとち意味
一度の戦い・勝負で徹底的に負け、立ち直れないほど惨めな状態になること。「塗地」は地面にまみれる意で、敗者が地に倒れ伏すような、完全な敗北を強調する表現である。戦争や競技だけでなく、選挙・商談・議論などでの大きな失敗にも用いる。由来
中国前漢期(紀元前2世紀ごろ)に成立した歴史書『史記』に見られる語とされる。「一敗」は一度の敗北、「塗地」は地面にまみれることを表す。戦いに敗れて地に倒れ伏し、再起が難しいほどの惨状となることから、徹底的な敗北の意味になった。備考
「一敗」は「いちばい」ではなく「いっぱい」と読む。単なる負けではなく、完膚なきまでに負けるという強い語感がある。日常会話よりも文章語・硬い表現として使われやすい。例文
- 決勝戦では強豪校に一敗塗地の敗北を喫し、選手たちは悔しさをにじませた。
- 市場の変化を読み誤った結果、その企業は競合他社との価格競争で一敗塗地となった。
- 準備不足のまま討論会に臨んだ彼は、相手の鋭い質問の前に一敗塗地だった。
類義語
- 惨敗
- 完敗
- 大敗
- 壊滅
- 惨憺たる敗北
対義語
- 百戦百勝
- 連戦連勝
- 常勝不敗
- 不敗神話