一瀉千里
読み方
いっしゃ せんり意味
水が一度に千里も遠くまで勢いよく流れ下ること。そこから、文章・話・議論などが、途中で滞ることなく、非常になめらかに進むさまをいう。多くは「一瀉千里の勢いで」の形で用い、流麗さや勢いをほめる表現である。由来
中国の正史『宋史』の「賈黄中伝」に見える表現が出典とされる。『宋史』は元代の至正年間、1343~1347年ごろに編纂された。「瀉」は水が注ぎ流れ下る意であり、「一度に千里を流れ下る」という大きな誇張から、文章や弁舌がよどみなく進むことのたとえになった。備考
文章・弁舌の流麗さをほめる場合が多く、単に作業が速いという意味にはなりにくい。表記は「一瀉千里」が一般的で、「一写千里」は誤り。例文
- 彼の講演は一瀉千里で、複雑な制度の説明も最後まで分かりやすかった。
- 論点を整理した後は、原稿を一瀉千里の勢いで書き上げた。
- 豪雨で増水した川は、一瀉千里の勢いで渓谷を流れ下った。
類義語
対義語
- 停滞不前
- 支離滅裂
- 言葉に詰まる