一片丹心
読み方
いっぺんたんしん意味
ひたむきで偽りのない真心、特に君主・国家・主君などに対して抱く忠誠心をいう。「一片」は一枚・わずかな部分、「丹心」は赤い心、すなわち真心や忠義の心の意。自分の誠実な気持ちを強調して表す語。由来
中国・南宋時代(12~13世紀)の詩人、陸游(りくゆう、1125~1210)の詩「金錯刀行」にある「千年史冊恥無名、一片丹心報天子(いっぺんの丹心、天子に報ゆ)」に基づくとされる。功績を残せないことを恥じ、ひたすら真心をもって君主に報いようとする心情を詠んだ句である。備考
現代の日常会話ではあまり使われず、文章語・格調高い表現として用いられる。「丹心」は血のように赤く純粋な心を表し、忠義や誠意の強調を伴う。君主への忠節に限らず、組織・信念・相手への真心にも使える。例文
- 彼は困難な任務を最後まで遂行し、一片丹心をもって主君に仕えた。
- 国の将来を案じる一片丹心から、彼女は公職に就く決意をした。
- 一片丹心で尽くしてきた部下の忠誠を、上司は決して忘れてはならない。
類義語
対義語
- 二心両意
- 裏切り
- 不忠不義