一目十行
読み方
いちもく じゅうぎょう意味
一目で十行ほどの文章を読めるほど、非常に速く文章や書物を読むこと。また、そのように読書の速い人をいう。単に急いで読むことではなく、内容を把握しながら素早く読むという、優れた読解力をほめる表現として用いられる。由来
中国南朝・梁(6世紀)の正史『梁書』「簡文帝紀」に見える故事に由来する。梁の簡文帝・蕭綱が幼少時から非常に聡明で、一目で十行の文章を読んだと伝えられたことから生まれた。『梁書』自体は唐代の636年ごろに成立した。備考
読書や文書確認の速さをほめる語である。速く読むことだけでなく、内容を理解できることまで含意する場合が多い。日常会話では「速読」のほうが一般的。例文
- 彼女は一目十行の才能があり、長い資料にも短時間で目を通す。
- 試験前に一目十行で参考書を読むだけでは、細かな内容を理解しにくい。
- 編集者は一目十行の速さで原稿を読み、誤字や不自然な表現を見つけた。
類義語
- 速読
- 一覧
- 通覧