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一粥一飯

読み方

いちじゅく いっぱん

意味

一杯の粥や一杯の飯のような、わずかな食事であっても、それが手元に届くまでには多くの人の労苦や恵みがあるということ。食べ物や物資を粗末にせず、感謝して大切に扱うべきだという戒めを表す。

由来

中国の家訓『朱子家訓(しゅしかくん)』にある「一粥一飯、当思来処不易(いちじゅくいっぱん、まさにらいしょのやすからざるをおもうべし)」に由来する。これは「粥一杯、飯一杯にも、それが届くまでの苦労があることを思うべきだ」という意味である。『朱子家訓』は朱熹の作と伝えられたが、一般に明末・清初の朱用純(朱柏廬、1617~1688年)の作とされ、日本には江戸時代に広まった。

備考

主に食べ物を粗末にしない心や、生活資源への感謝を説く際に用いる。日常会話よりも、教育・訓話・文章語で見られることが多い。「一粥一飯之恩」として、受けた小さな恩にも報いる意で使うこともある。

例文

  • 子どもたちには、一粥一飯の心を忘れず、食べ残しをしないよう教えている。
  • 農家の苦労を知れば、一粥一飯にも感謝して食事をいただこうと思える。
  • 物価が高騰する今こそ、一粥一飯を大切にする暮らしを心がけたい。

類義語

対義語

  • 飽食暖衣
  • 奢侈浪費
  • 贅沢三昧

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