一網打尽
読み方
いちもう だじん意味
一つの網で魚を残らず捕らえるように、関係する人・物を一度にすべて捕らえたり、処理したりすること。特に、犯罪者・容疑者などをまとめて逮捕する場合によく用いる。由来
中国の故事に由来する語で、北宋時代(11~12世紀ごろ)の魏泰『東軒筆録』に見られる「一網打尽」という表現が出典とされる。「一つの網で尽く打つ(捕らえる)」という漁の比喩から、対象を残らず一度に捕らえる意味になった。日本でも漢語の四字熟語として定着した。備考
主に犯罪者・害虫・敵対勢力など、排除・捕捉の対象について用いる。人に対しては強い表現になりうるため、日常的な相手には「まとめて対応する」などを使うほうが穏当な場合がある。例文
- 警察は詐欺グループの拠点を一斉に捜索し、メンバーを一網打尽にした。
- 害虫を一網打尽にしようとして、必要以上に強い薬剤を使うのは避けるべきだ。
- 証拠をそろえておけば、次の作戦で不正に関わった者を一網打尽にできる。
類義語
- 一斉検挙
- 根こそぎ
- 一網にする
- 一網掃尽
対義語
- 取り逃がす
- 漏網之魚
- 網の目をくぐる