一言居士
読み方
いちげんこじ意味
何事についても自分の意見を一言述べずにはいられない人。また、他人の言動に対して、もっともらしい批評や異論を必ず差し挟む人をいう。一般に、出しゃばりで口うるさいという非難・からかいの意味を伴って用いられる。由来
「一言」はひとこと、「居士」は本来、在家の仏教信者に対する敬称で、のちには人名の下に付ける語としても用いられた語である。「何にでも一言言う人物」を、やや皮肉を込めて「一言居士」と呼んだものとされる。特定の中国古典などを典拠とする四字熟語ではなく、成立した正確な年・時代は不明である。近代以降に一般化した表現と考えられる。備考
相手を「一言居士」と呼ぶと、口出しが多い、批判的だという否定的な響きになりやすい語です。本人への直接的な呼びかけには注意が必要です。例文
- 会議では必ず異論を述べるので、彼は部署の一言居士として知られている。
- 父は家族の買い物にまで助言をする一言居士だが、的を射ていることも多い。
- 彼女を単なる一言居士として退けず、その提案の内容を検討するべきだ。
類義語
- 一家言を持つ人
- 物申す人
- 口うるさい人
- 批評家気取りの人
対義語
- 寡黙
- 無口
- 沈黙寡言