一言芳恩
読み方
いちごん ほうおん意味
人からかけられた、ほんの一言の親切な言葉や好意にも、ありがたい恩を受けたものとして深く感謝すること。「一言」は短い言葉、「芳恩」は相手から受けた恩恵を敬っていう語である。由来
「一言(ひとこと)」と、他人から受けた恩を敬っていう「芳恩」を結んだ語である。特定の中国古典の一節を典拠とする故事としては明確でなく、正確な成立年・成立時代は不詳である。漢文調の語として、わずかな言葉の好意にも感謝する心を表す。備考
使用頻度は高くなく、日常会話よりも文章語・教訓的な表現に向く。「芳恩」には相手への敬意が含まれるため、自分が受けた好意をへりくだって述べる際に用いる。例文
- 先輩が落ち込む私にかけてくれた励ましを、一言芳恩として今も忘れない。
- 彼女は小さな助言にも一言芳恩の気持ちを示し、丁寧に礼を述べた。
- 接客では、お客様からの一言にも一言芳恩の精神で耳を傾けることが大切だ。
類義語
対義語
- 忘恩負義
- 恩知らず
- 背恩忘義