一身是胆
読み方
いっしん これ たん意味
全身が胆(きも)でできているかのように、非常に度胸があり、何事にも恐れず勇敢であること。「一身、是れ胆なり」と訓読する。主に、危険な場面でもひるまず行動する人物の並外れた胆力をほめていう。由来
中国の歴史書『三国志』蜀書「趙雲伝」の裴松之注が引用する『趙雲別伝』に由来する。後漢末(建安24年・219年)頃、蜀の武将・趙雲が漢水の戦いで曹操軍を相手に勇敢に戦った姿を見た劉備が、「子龍一身都是胆也(子龍は全身これ胆なり)」と賞賛した故事から生まれた。備考
「胆」は肝臓・胆のうそのものではなく、古くから勇気や度胸を表す語。単なる無謀さではなく、恐怖に屈しない卓越した胆力を称賛する際に用いる。例文
- 彼は火災現場へ迷わず入り、住民を救出した。まさに一身是胆の行動だった。
- 絶体絶命の局面でも冷静に指示を出す隊長は、一身是胆と称されるにふさわしい。
- 困難な交渉の最前線に立ち続けた彼女の姿に、同僚たちは一身是胆の気概を見た。
類義語
対義語
- 胆小如鼠
- 戦々恐々
- 小心翼々