一非一是
読み方
いっぴいっし意味
一方には非、すなわち誤り・悪い点があり、他方には是、すなわち正しさ・よい点があること。物事や人物、方策などを、全面的によい・悪いと決めつけられず、長所と短所、賛成できる面と批判すべき面の両方があることをいう。由来
「是」は正しいこと・よいこと、「非」は誤り・悪いことを表す、古代中国の漢文に由来する対概念を、「一非」「一是」と一つずつ並べた漢語的表現である。四字熟語として固定した形の初出や成立した正確な年代・典拠は、主要な国語辞典では明示されておらず不詳である。備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「一長一短」や「一利一害」と近いが、「是非」という正誤・善悪の評価に重点を置くことがある。例文
- この改革案には手続きの簡素化という利点がある一方、弱者への配慮が足りず、一非一是だといえる。
- 歴史上の人物を一非一是の両面から検討し、功績だけでなく過ちも見なければならない。
- 新技術の導入は一非一是であるため、利便性と安全性を比較して慎重に判断した。