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一顧千金

読み方

いっこせんきん

意味

美人が一度ちらりと振り返って見ることには、千金に値するほどの価値がある、という意味。主に、美しい人の一瞥やまなざしを非常に貴重なものとしてほめる表現である。転じて、有力者・著名人に一度目をかけられることが大きな価値を持つ、というニュアンスで用いられることもある。

由来

「一顧」は一度振り返って見ること、「千金」は非常に高い価値を表す語である。前漢(紀元前2世紀)の李延年による「北方有佳人」の「一顧傾人城、再顧傾人国」のように、美人の一瞥をたたえる中国古典文学の表現を背景とする語と考えられる。ただし、「一顧千金」という四字句そのものの初出や成立年は明確ではない。

備考

現代の日常会話ではあまり使われず、文章語・文学的な表現として用いられる。多くは美人の一瞥をほめる語であり、「千金」を実際の金額として扱う語ではない。

例文

  • 彼女がふと振り向いてほほえんだ瞬間は、まさに一顧千金だった。
  • 舞台の女優が客席へ送った一瞥は一顧千金で、観客を魅了した。
  • 古風な表現ではあるが、憧れの画家から一顧千金を得たようで、彼は大いに喜んだ。

類義語

対義語

  • 無関心
  • 冷淡

この四字熟語に使われている漢字