一飯千金
読み方
いっぱんせんきん意味
わずか一度の食事を与えてもらった恩に対し、千金に値するほど手厚く報いること。小さな親切や受けた恩を忘れず、非常に厚く恩返しをすることのたとえ。由来
中国の歴史書『史記』の「淮陰侯列伝」に由来する。前漢の武将・韓信は、貧しかった若いころ、川辺で洗濯をしていた女性から食事を恵んでもらった。のちに出世した韓信が、その女性に千金を贈って恩に報いたという故事による。故事の時代は前漢初期(紀元前3世紀末ごろ)で、『史記』は司馬遷により紀元前1世紀ごろに編まれた。備考
「一飯」は一度の食事、「千金」は非常に高額な金銭を表す。単なる金銭的返礼に限らず、受けた小さな恩を大切にし、厚く報いる姿勢について用いる。例文
- 幼いころに学費を援助してくれた恩師へ、一飯千金の思いで奨学金を寄付した。
- 彼は新人時代に親切にしてくれた先輩を今も支えており、その姿勢はまさに一飯千金だ。
- 小さな助けでも忘れずに報いるという一飯千金の精神を、子どもたちに伝えたい。