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一鱗半爪

読み方

いちりん はんそう

意味

龍の一枚のうろこと半分の爪という意味から、壮大で複雑な物事の、ごくわずかな一部分・断片をいう。特に、作品や人物、事件などについて、全体像はまだ分からないものの、その一端だけが見えている場合に用いる。

由来

中国の古典的な表現に由来する。雲中の龍は全身を現さず、時には一枚のうろこや半分の爪だけを見せるというイメージから、全体の一部だけが見えることを表した語である。日本で四字熟語として定着した正確な時期は不明だが、漢文・漢詩の教養を通じて用いられてきた。

備考

「一鱗半爪」は、全体の中のごく一部をやや雅語的にいう語。単に量が少ないというより、全体が大きく奥深いため、その片端しか見えていないという含みがある。

例文

  • この展覧会で見られるのは、その画家の長い創作活動の一鱗半爪にすぎない。
  • 公開された資料は事件の一鱗半爪を示すだけで、全容の解明には至っていない。
  • 短い予告編からも、監督が描こうとする壮大な世界観の一鱗半爪がうかがえる。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字