七宝荘厳
読み方
しっぽう しょうごん意味
金・銀・瑠璃・玻璃(水晶)・しゃこ・赤珠・瑪瑙などの「七宝」を用いて、仏の国土・寺院・仏像・仏具などを美しく飾り立てること。また、そのようにこの上なく尊く華やかに整えられたさまをいう仏教語。由来
仏教経典に由来する語で、「七宝」は仏教で尊ばれる七種の宝物、「荘厳」は仏・浄土・道場などを尊く美しく飾ることを意味する。『無量寿経』『観無量寿経』など、極楽浄土を七宝で飾られた世界として描く浄土教系の経典に見られる表現である。経典はインドで成立し、中国ではおおむね2~5世紀ごろに漢訳・流布した。日本には仏教伝来後の6世紀以降、仏教語として定着した。備考
本来は仏教、とりわけ浄土の荘麗さを表す語である。日常会話ではまれで、寺院建築・仏教美術・法要の説明などで用いられる。「荘厳」は「そうごん」とも読むが、この語では通常「しょうごん」。例文
- 本堂の内陣は金箔や色鮮やかな装飾に彩られ、まさに七宝荘厳の趣をたたえている。
- 経典には、阿弥陀仏の浄土が七宝荘厳の世界として説かれている。
- 法要の日、寺院は幡や供花で七宝荘厳に整えられ、参拝者を迎えた。
類義語
- 豪華絢爛
- 金碧輝煌
- 荘厳華麗
対義語
- 質素簡素
- 簡素質朴