万貫之財
読み方
ばんかん の ざい意味
非常に多額の財産、莫大な富のこと。「万貫」は一万貫に及ぶほどの金額を表し、現実の金額というよりも、数え切れないほど豊かな財産を誇張していう表現である。由来
中国・日本で用いられた貨幣・重量の単位「貫」に由来する。一貫は本来、銭千枚をひもに通した量をいい、「万貫」はその一万倍、すなわち途方もない大金を意味した。「之」は「の」の意であり、「万貫の財」と同義である。熟語としての最初の出典・成立年代は明確ではないが、「貫」が貨幣単位として使われた中国の古い時代から、日本では中世(鎌倉〜室町時代ごろ)以降に理解されやすい語感をもつ表現である。備考
現代では日常会話より、文章語・やや古風で誇張的な表現として用いられる。「万貫の財」と表記・表現することも多い。実際の一万貫分の金額を厳密に示す語ではない。例文
- 彼は商売を成功させ、万貫之財を築いた。
- 万貫之財を手にしても、心が満たされるとは限らない。
- 一夜にして万貫之財を得ようとするのは、現実的ではない。
類義語
- 巨万の富
- 莫大な財産
- 富貴栄華
対義語
- 無一文
- 一文なし
- 赤貧