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伴食宰相

読み方

ばんしょく さいしょう

意味

実際には政治上の実権や力量がないのに、宰相・大臣などの高い地位に名を連ねている人。また、転じて、組織で肩書だけが立派で実務や決定にほとんど関与しない人物をいう。自分をへりくだっていう場合にも、他人を批判的にいう場合にも用いられる。

由来

中国・唐代の故事に由来する。唐の玄宗の開元初年(713年ごろ)、宰相となった盧懐慎は、同僚の姚崇が政務を主導していたため、自分は姚崇と食事を共にするだけの宰相だという趣旨で「伴食宰相」と称されたと伝わる。これが、日本でも実権のない高位の役人を指す語として定着した。

備考

現代では、実権のない政治家や役員を批判的に指すことが多い語である。相手に直接用いると侮蔑的になりうるため注意が必要。「伴食」は「食事のお供」の意。

例文

  • 彼は取締役の肩書を持つが重要な決定には加われず、社内では伴食宰相のような立場だと見られている。
  • 新任大臣が伴食宰相に終わるのか、それとも独自の政策を実現するのか、今後の手腕が注目される。
  • 盧懐慎は自らを伴食宰相と称したといい、その謙遜ぶりを示す故事として知られる。

類義語

  • 無能無策
  • 傀儡
  • お飾り
  • 伴食大臣

対義語

  • 名宰相
  • 敏腕宰相
  • 実力者
  • 有能有実

この四字熟語に使われている漢字