公而忘私
読み方
こうじ ぼうし意味
公の利益や社会全体のために尽くし、個人的な利益・都合・感情を忘れること。「公」はおおやけ、「私」は個人の利益を指す。私心を捨てて公共のために行動するという、強い責任感や献身の姿勢を表す。由来
中国・前漢の思想家である賈誼(かぎ、紀元前200年頃~紀元前168年頃)の文章を収めた『漢書』賈誼伝に見える「国耳忘家、公耳忘私(国のためには家を忘れ、公のためには私を忘れる)」に基づく語とされる。日本では、その後半を四字にまとめた「公而忘私」として用いられる。備考
主に公務員・政治家・組織の指導者などの献身的な態度をほめる文脈で用いる。私生活や健康まで犠牲にすべきだという意味ではなく、現代では適切な公私の両立も重視される。例文
- 彼は公而忘私の精神で、地域住民の安全を守る活動に身をささげた。
- 公職に就く者には、公而忘私の姿勢と公正な判断が求められる。
- 災害対応の現場では、職員たちが公而忘私で救援にあたった。