利令智昏
読み方
りれい ちこん意味
利益や金銭への欲望に目がくらみ、正しい判断力や理性を失うこと。「利」は利益、「令」は「~させる」、「智」は知恵・判断力、「昏」は暗くなる・ぼんやりする意。目先のもうけにとらわれて、道理や将来の損得を見失う場合にいう。由来
中国の歴史書『史記』の「平準書」に見える「利令智昏(利は智をして昏からしむ)」に由来する。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した歴史書で、この句は利益への執着が人の知恵や判断を曇らせることを表した。日本では漢籍由来の四字熟語として用いられる。備考
他人の強欲さを批判する文脈だけでなく、自分への戒めとしても使う。単に利益を求めることではなく、利益欲のために理性・倫理観を失うという強い否定的評価を含む。例文
- 目先の高い報酬に飛びついて違法行為に手を染めるのは、まさに利令智昏というべきだ。
- 利令智昏に陥らないよう、投資の判断では利益だけでなくリスクや社会的影響も検討する必要がある。
- 彼は利令智昏となって長年の取引先を裏切ったが、結局は信用を失った。