千金市骨
読み方
せんきん しこつ意味
すぐれた人材を集めるためには、まず人材を大切にし、厚く遇する姿勢をはっきり示すことが必要だというたとえ。千金もの大金を払って名馬の骨を買えば、生きた名馬も集まるように、才能ある人を求める本気を示せば有能な人材が集まるという意味。由来
中国の歴史書・思想書『戦国策』燕策に由来する。戦国時代(紀元前3世紀ごろ)、燕の昭王が人材を求めた際、郭隗が「千里馬の骨を高値で買えば、生きた千里馬も集まる」と説いた故事による。『戦国策』は前漢時代、紀元前1世紀ごろに劉向が編集したとされる。「市」は市場の意味ではなく、「買う」の意。備考
故事成語として用いる硬い表現で、主に人材登用・組織運営・政策などの文脈で使う。「千金で骨を買う」という字面どおりの意味ではない。類語の「死馬買骨」も同じ故事に基づく。例文
- 新社長は若手研究者に大きな研究費と裁量を与え、千金市骨の方針で優秀な人材を呼び込もうとしている。
- 地方自治体が移住した起業家を手厚く支援するのは、千金市骨によって新たな担い手を集める施策ともいえる。
- 彼を破格の条件で迎えたことは、業界全体に人材を重視するという千金市骨のメッセージを伝えた。
類義語
- 死馬買骨
- 燕昭市駿
- 隗より始めよ
対義語
- 人材軽視
- 人材冷遇
- 賢才不遇