奢侈淫逸
読み方
しゃし いんいつ意味
必要以上に金品を使ってぜいたくをし、酒や色事などに溺れて、みだらで節度を失った生活を送ること。「奢侈」は度を越えたぜいたく、「淫逸」は欲望のままに遊びふけることをいう。一般に、権力者や富裕者の乱れた生活を非難する意味で用いる。由来
「奢侈」と「淫逸」は、ともに中国古典以来用いられてきた漢語である。「奢侈淫逸」はこの二語を結び、過度なぜいたくと放縦な享楽を表した語。近い表現として、『春秋左氏伝』隠公3年(紀元前720年ごろの出来事を扱う)には「驕奢淫逸」が見え、日本でも漢文・漢籍の受容を通じて用いられてきた。ただし、「奢侈淫逸」という形そのものの最初の成立時期は明確ではない。備考
強い非難を含む硬い語で、日常的な「ぜいたく」一般にはあまり用いない。文章語・評論・歴史叙述で使われやすい。類似語に「驕奢淫逸」がある。例文
- 王は奢侈淫逸な暮らしにふけり、やがて民衆の支持を失った。
- 公費を私的な奢侈淫逸のために使う行為は、厳しく戒められるべきだ。
- この小説は、主人公が奢侈淫逸を捨て、質素な生き方を選ぶまでを描いている。