宴安鴆毒
読み方
えんあん ちんどく意味
安楽で気楽な生活に慣れ、何の苦労もなく過ごすことは、鴆毒(ちんどく)という猛毒を飲むのと同じほど人を害する、という意味。安逸にふけると気力や向上心を失い、身を滅ぼしかねないことを戒める言葉。由来
中国の歴史書・思想書である『春秋左氏伝(左伝)』閔公元年の「宴安は鴆毒、懐(おも)うべからず」に由来する。閔公元年は紀元前661年に当たる。鴆毒は、伝説上の毒鳥「鴆」の羽の毒から作るとされた非常に強い毒をいい、安楽に溺れる危険性を強調している。備考
「宴安」は酒宴などを楽しむ安楽な暮らし、「鴆毒」は致命的な猛毒を表す。日常会話よりも、教訓的な文章やスピーチで用いられることが多い。例文
- 若いうちから宴安鴆毒を戒め、困難な仕事にも進んで挑戦することが大切だ。
- 会社が好調なときほど、宴安鴆毒の言葉を忘れず、将来への備えを怠ってはならない。
- 何不自由ない暮らしに慣れた彼は、宴安鴆毒という教えの重みを実感した。
類義語
- 安逸堕落
- 玩物喪志
- 飽食暖衣