富商大賈
読み方
ふしょう たいこ意味
財産が豊かで規模も大きい商人、すなわち非常に金持ちの大商人をいう。「富商」は富裕な商人、「大賈」は大規模な商人・大商人の意。富と商業上の成功を兼ね備えた商人を、やや漢文調・格調高く表す語である。由来
中国の歴史書『史記』の「貨殖列伝」に見える語に由来する。『史記』は前漢の司馬遷が前1世紀ごろ(紀元前91年ごろまで)に完成させたとされる。「富商」は財産の多い商人、「大賈」は大規模に商いをする商人を表し、日本でも漢籍由来の四字熟語として用いられるようになった。備考
日常会話ではあまり使われず、歴史・経済・文学的な文章で見られる。通常、「賈」はこの語では「こ」と読む。「富める商人」という意味だが、必ずしも人格的な評価を含む語ではない。例文
- この港町は、江戸時代には富商大賈が集まり、活発な取引で栄えた。
- 彼は一代で店を全国に広げ、ついには富商大賈と呼ばれるまでになった。
- その屋敷は、かつてこの地方で名をはせた富商大賈の旧邸である。
類義語
- 豪商巨賈
- 大商人
- 富裕商人
対義語
- 零細商人
- 貧困窮乏