尭舜之治
読み方
ぎょうしゅん の ち意味
中国古代の伝説上の聖天子である尭と舜が行ったとされる、徳と仁にもとづく理想的な政治・治世のこと。転じて、君主や為政者が民を思いやり、世の中がよく治まっている状態をいう。由来
中国古代の伝説上の帝王、尭(ぎょう)と舜(しゅん)が、徳によって天下を治めた聖君として儒教で尊ばれたことに由来する。「尭舜」は理想的な君主の代名詞であり、「之」は「の」、「治」は治世・政治を意味する。尭・舜の時代は伝説上、紀元前24~23世紀頃に比定されるが、実在や正確な年代は不明である。備考
主に理想の政治をたたえる文脈で用いる漢語的・文章語的な表現。現代の日常会話ではあまり使われず、政治論・歴史・漢文の文脈で見られる。「尭」は「堯」と表記されることもある。例文
- 新政権は、民の声をよく聞く尭舜之治を理想として掲げた。
- 為政者には、尭舜之治に象徴される仁愛と公正さが求められる。
- 尭舜之治を夢見るだけでなく、現実に機能する制度を整えることも必要だ。
類義語
- 尭天舜日
- 太平の世
- 仁政
- 王道政治
- 聖代
対義語
- 暴君乱政
- 苛政
- 悪政
- 乱世