廃私立公
読み方
はいし りっこう意味
私的な欲望や利害、感情を捨て、公の立場に立って物事を行うこと。「廃私」は私心をなくすこと、「立公」は公共の利益を重んじる立場を確立することをいう。個人や一部の利益よりも、組織・社会全体の利益を優先する態度を表す。由来
中国・戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに成立したとされる法家の書『韓非子』の「五蠹」に由来するとされる。「私を廃して公に立つ」と訓読し、私的な利害を排して公のために行動するという政治・統治上の理念を表した。備考
政治・行政、組織運営、リーダーシップなどで用いられる硬い表現。個人の正当な権利まで否定する意味ではなく、判断に私心を交えず公共性を優先する意を表す。例文
- 行政に携わる者には、特定の団体の利益ではなく、廃私立公の精神で判断することが求められる。
- 彼は自分の評価を気にせず、廃私立公の姿勢でチーム全体の成功を支えた。
- 利害が対立する場面ほど、経営者は廃私立公を心掛けなければならない。