循名責実
読み方
じゅんめい せきじつ意味
役職・名称・発言などの「名」に照らして、人や物事の実際の内容・成果である「実」を確かめ、名目どおりの責任や実績を求めること。特に、君主や組織の長が、臣下・部下に与えた職務とその達成結果が一致しているかを検証し、評価や賞罰に結び付ける考え方をいう。由来
中国の戦国時代、前3世紀ごろの法家思想家・韓非の著作『韓非子』「定法」にある「循名而責実(名に循いて実を責む)」に基づく。君主が臣下に官職・任務を与え、その職名や発言という「名」に従って、実際の仕事ぶり・成果という「実」を問いただす統治術を指した。「循」は従う、「責」は求めて問いただす意。備考
主に漢文、政治思想、組織統治の文脈で用いる硬い語である。単なる「名実一致」よりも、肩書・発言に応じて成果と責任を厳格に問うという含意が強い。例文
- 新制度では各部長に対して循名責実を徹底し、与えられた職責に見合う成果を求める。
- 人事評価は循名責実の考え方に立ち、肩書ではなく担当業務に対する実績を確認するべきだ。
- 古代中国の法家は、統治において循名責実を重視し、臣下の言葉と仕事の成果を照合した。
類義語
- 名実一致
- 名実相副
- 名実相伴
- 賞罰厳明