春光駘蕩
読み方
しゅんこう たいとう意味
春の日差しが明るく穏やかに降り注ぎ、景色全体がのどかでゆったりとしている様子。「春光」は春の光・春の景色、「駘蕩」は広々として穏やかで、のびのびしたさまをいう。主に、春の美しい自然や明るい雰囲気を表す。由来
中国の古典語に由来する語である。「春光」は春の光や春景色、「駘蕩」はゆるやかでのどか、広々として束縛のないさまを表す漢語である。これらを組み合わせて、春景色の明るさと穏やかさをいう表現となった。特定の一作品を初出とする説は定着しておらず、成立した正確な年代・時代は不明である。日本では漢文・漢詩の語彙として受容され、四字熟語として用いられている。備考
主に文章語・雅語的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「春光駘蕩たる」のように「たる」を伴って連体修飾する用法もある。春の陽光だけでなく、のどかな春の景色や雰囲気全体を表せる。例文
- 春光駘蕩の週末、家族で川沿いの桜並木を散策した。
- 庭には春光駘蕩たる空気が満ち、鳥のさえずりが心地よく響いていた。
- 厳しい冬を越えた町は、春光駘蕩の候を迎えて人々の表情も明るくなった。