民脂民膏
読み方
みんし みんこう意味
人民の汗と苦労によって得られた財産や利益、特に支配者・役人・権力者が税や搾取によって人民から取り上げた富をいう。民衆を苦しめて得た不当な利益を、非難する意味で用いる。由来
中国の五代十国時代、後蜀の君主・孟昶(もうちょう、919〜965)が935年頃に作ったとされる「頒令箴(はんれいしん)」の句「爾俸爾禄、民膏民脂(なんじの俸なんじの禄は、民の膏民の脂なり)」に由来する。役人の俸禄は人民の負担によるものだという戒めで、「民膏民脂」の語順を入れ替えた「民脂民膏」が四字熟語として定着した。備考
主に政治・行政・汚職などを批判する硬い表現である。「民膏民脂」も同義。現代の日常会話ではあまり用いず、文章語・評論語として使われる。例文
- 汚職で蓄えたその財産は、結局のところ民脂民膏にほかならない。
- 過重な税を課して民脂民膏をむさぼる政治は、長く国民の支持を得られない。
- 公金を私的に流用する行為は、民脂民膏を浪費するものとして厳しく批判された。
類義語
対義語
- 仁政
- 軽徭薄賦
- 愛民恤民