漢字辞典.com

検索
洛陽紙貴

読み方

らくようしき

意味

著作物が非常に評判になって多くの人に買われ、写本・印刷のための紙の値段まで上がるほど広く読まれること。転じて、本・雑誌などが大好評を博し、飛ぶように売れることをいう。

由来

中国・西晋の左思(しさく、3世紀後半〜4世紀初め)の文章「三都賦」に由来する。左思が長年かけて完成させた「三都賦」は、太康年間(280〜289年)から290年頃にかけて洛陽で大評判となり、人々が競って書き写したため、紙の価格が高騰したという。この逸話は『晋書』「文苑伝・左思」に記され、「洛陽の紙価を高からしむ」が四字に縮まって「洛陽紙貴」となった。

備考

主に書籍・文章・出版物が大評判になる場面で用いる、やや格調高い表現。「紙が貴い」は紙価が上がる意であり、単に紙そのものが高価という意味ではない。現代では実際の紙価上昇を伴わなくても使う。

例文

  • この歴史小説は刊行直後から大きな話題を呼び、まさに洛陽紙貴の売れ行きとなった。
  • 彼女の新しい詩集は若者の共感を集め、書店では洛陽紙貴といえるほど売れている。
  • 研究書としては異例の人気を博し、初版は洛陽紙貴の勢いで完売した。

類義語

  • 風靡一世
  • 一世を風靡する
  • 大評判
  • 洛陽の紙価を高からしむ

対義語

この四字熟語に使われている漢字