琴棋詩酒
読み方
きんきししゅ意味
琴(音楽)、棋(囲碁など)、詩(詩歌)、酒という、昔の文人がたしなんだ風雅で知的な楽しみをいう。転じて、芸術や遊びを楽しみながら、ゆとりある趣味的な生活を送ることを表す。由来
中国の文人文化を背景に、琴・棋・詩・酒を並べて風流な生活や高雅な趣味を表した漢語に由来する。日本には漢籍や漢詩文を通じて伝わったと考えられる。特定の初出文献・成立年は明確ではないが、唐宋期(7〜13世紀)以降の中国の詩文に見られる文人趣味の語彙と関係が深い。備考
「棋」は一般に囲碁などの盤上遊戯を指す。現代の日常会話ではあまり使われず、漢文調・文章語として用いられる。単なる遊興ではなく、文人の風雅な趣味や精神的なゆとりを含む表現である。例文
- 祖父は退職後、琴棋詩酒の暮らしを楽しみ、日々をゆったりと過ごしている。
- 仕事に追われるだけでなく、ときには琴棋詩酒に親しむ余裕も大切だ。
- 琴と碁盤、詩集、酒器の置かれた書斎には、まさに琴棋詩酒を愛する主人の趣が表れていた。