破涕一笑
読み方
はてい いっしょう意味
涙を流して泣くのをやめ、笑顔になること。悲しみや心配が解けて、思わずにっこり笑うようになる様子をいう。転じて、深刻だった場面の緊張がほぐれ、明るい雰囲気になることにも用いる。由来
中国の漢文に由来する語とされる。「破」は打ち破る・やめる、「涕」は涙、「一笑」はひとたび笑うことを表す。すなわち「涙をやめて笑う」という構成である。特定の初出文献・成立年は明確でないが、中国古典由来の漢語表現として日本語にも定着した。備考
「涕」は現代語ではあまり使わないが、古くは「涙」を意味する。喜び・安堵などによって泣き顔が笑顔へ変わる場面に用いる。単に大笑いする意味ではない。例文
- 医師から順調に回復していると聞き、家族は破涕一笑した。
- 子どもは転んで泣いていたが、母親の冗談に破涕一笑した。
- 重苦しかった会議も部長のひと言で破涕一笑となり、場の空気が和んだ。
類義語
- 破顔一笑
- 転哭為笑
- 笑顔を取り戻す
対義語
- 悲嘆に暮れる
- 泣き崩れる
- 愁眉苦顔