礼賢下士
読み方
らいけんかし意味
賢い人や才能のある人を敬って厚く遇し、身分や地位が低い人に対してもへりくだって接すること。「礼賢」は賢者を礼遇すること、「下士」は士、すなわち人材に対して自分を低くして遇することをいう。人材を尊重し、広く意見を求める優れた態度を表す。由来
中国の歴史書『宋書』江夏文献王義恭伝にある「礼賢下士、聖人垂訓(賢者を礼遇し士にへりくだることは、聖人が示した教えである)」に基づくとされる。『宋書』は南朝宋の歴史を記した書で、南朝斉の沈約らによって5世紀末(およそ488年)に成立した。備考
主に指導者・経営者・為政者などが人材を大切にする態度を褒める際に用いる。単に「腰が低い」という意味ではなく、賢者や有能な人を見いだして敬う意が中心である。例文
- 新社長は礼賢下士の姿勢を貫き、若手社員の提案にも丁寧に耳を傾けた。
- 優れた指導者には、専門家を尊重して意見を求める礼賢下士の態度が必要だ。
- 彼は著名な学者でありながら礼賢下士で、初対面の学生にも分け隔てなく接した。
類義語
- 尊賢敬士
- 礼賢愛士
- 三顧之礼
- 吐哺握髪