遊戯三昧
読み方
ゆげ ざんまい意味
仏・菩薩が悟りに基づく自由自在な境地に住み、神通力などを妨げなく働かせて衆生を救済すること。「遊戯」は遊び戯れるように自在であることのたとえであり、現代語のように単に遊びに没頭する意味ではない。由来
インド仏教の「三昧(サマーディ)」の思想に由来する漢訳仏教語で、「遊戯」と「三昧」を組み合わせた語である。仏・菩薩が自在に働く境地を表し、中国で訳出された仏典に見られる。原語およびこの語形の正確な初出年は未詳だが、漢訳仏典が成立・伝播した後漢から唐代(2〜9世紀ごろ)に用いられ、日本には仏教伝来後の6世紀以降に受容された。備考
仏教語としては通常「ゆげざんまい」と読む。「ゆうぎざんまい」とは読まない。日常会話で使われる語ではなく、仏教・宗教思想・美術の説明などで用いられる。例文
- 経典では、仏が遊戯三昧の徳をもって衆生を導くと説かれている。
- この仏画は、自在に人々を救う菩薩の遊戯三昧を表現したものだ。
- 「遊戯三昧」は、遊びにふけることではなく、悟りに基づく自由な働きをいう仏教語である。
類義語
- 神通自在
- 自在無碍
- 解脱自在