醇酒美人
読み方
じゅんしゅ びじん意味
味わい深い上等の酒と美人のこと。転じて、酒や女色を中心としたぜいたくで享楽的な生活、またはそのような快楽にふけることをいう。多くは、節度を失って酒色に溺れるという批判的な意味合いで用いられる。由来
中国の歴史書『史記』「魏公子列伝」に由来するとされる。戦国時代(前3世紀)の魏の公子・信陵君が、朝廷を退いて客と酒を飲み、婦人に近づいて日夜を楽しんだという記述(「醇酒を飲み、婦女に近づく」)がもとになった。『史記』の成立は前1世紀ごろで、後世に「醇酒美人」の形で定着した。備考
「醇」は味が濃く良質であることを表す。主に酒色に溺れる享楽的生活を批判的・文語的にいう語である。現代では「美人」が女性を対象化する響きを持ちうるため、使用場面には配慮が必要。例文
- 彼は成功後、醇酒美人に心を奪われ、仕事をおろそかにしてしまった。
- その小説は、権力者が醇酒美人の生活にふけった末に没落する姿を描いている。
- 醇酒美人を求めるばかりでは、長い人生の充実は得られない。