銭可通神
読み方
ぜに か つうしん意味
金銭の力は非常に大きく、神にさえ願いを通せるほど、世の中のさまざまな事柄を動かせるという意味。金で人や制度まで動かそうとする風潮を、批判的・皮肉的にいうことが多い。由来
中国・唐代(9世紀ごろ)の張固(ちょうこ)による随筆『幽閑鼓吹(ゆうかんこすい)』にある「銭至十万、可以通神矣(銭十万に至れば、以て神に通ずべし)」という記述に由来する。多額の金があれば神にまで通じる、すなわち金銭には万事を動かす力がある、という趣旨を四字にまとめた語である。備考
金銭の力を肯定的に褒めるというより、拝金主義・賄賂・不正な影響力を批判または皮肉る文脈で使われやすい語。「銭」はこの語では「ぜに」と読む。例文
- 彼は許認可まで金で動かそうとし、まさに「銭可通神」を地で行くような振る舞いをした。
- 寄付額の多さで扱いを変えるなら、それは銭可通神という風潮を助長しかねない。
- 小説では、悪徳商人が金の力で役人を操る様子を「銭可通神」と皮肉っている。
類義語
- 金銭万能
- 金力万能
- 拝金主義
対義語
- 清廉潔白
- 無欲恬淡
- 廉潔無私