順天応人
読み方
じゅんてん おうじん意味
天の道理・天命に従い、人民の願いや人心にかなうように行動すること。特に、政治を行う者が天意と民意の両方を受けて政権交代や改革を行うことをいう。道理にかなうとともに、人々の支持を得ているという正当性を表す語。由来
中国の古典『易経』革卦の「湯武革命、順乎天而応乎人(湯武の革命は、天に順い人に応ず)」に基づく。殷の湯王が夏を、周の武王が殷を倒したことを、天命と民心にかなう王朝交代として説明した句である。『易経』の成立時期は古代中国(紀元前1千年紀ごろ)とされるが、正確な成立年は不明。備考
主に政治・歴史・思想の文脈で用いられる格調高い語。現代では日常会話で使うことは少ない。「革命」は本来、この語の背景にある「天命に従う王朝交代」の意味を持つ。例文
- 新政権は、順天応人の理念を掲げ、民意を反映する改革を進めた。
- 為政者には、順天応人、すなわち道理に従い国民の声に応える姿勢が求められる。
- その政変は単なる権力争いではなく、順天応人の大義を標榜して行われた。
類義語
対義語
- 逆天背人
- 天理人欲