風月主人
読み方
ふうげつ しゅじん意味
自然の風や月などの美しさを愛で、詩歌・書画などの風雅を楽しむ人をいう。世俗的な利害から離れ、趣味や芸術を大切にする風流な人物という、やや雅なほめ言葉である。由来
中国の古典に由来する漢語的な表現。「風月」は風・月をはじめとする自然の美景、またそれを味わう風雅を指し、「主人」はその世界の主となる人を指す。特定の一書を出典とする四字句としての成立時期は明確ではないが、中国の漢文文化の中で用いられ、日本には漢籍・漢詩文の受容を通じて伝わったとされる。備考
日常会話ではあまり使わない文語的・雅語的な語。単に遊び好きという意味ではなく、自然や芸術を愛好する風流な人物を表す。文脈によっては「風月の主人」と言い換えることもある。例文
- 隠居後は庭の草花を育て、月を眺めて詩を作る風月主人として暮らしている。
- 彼は仕事では実業家だが、休日には古寺や名園を巡る風月主人でもある。
- この随筆には、四季の景色を細やかに味わう風月主人のまなざしが表れている。
類義語
- 風流人
- 風雅之士
- 雅人
- 好事家
対義語
- 無粋
- 野暮
- 俗物