黜奢崇倹
読み方
ちっしゃすうけん意味
ぜいたくやおごりを退け、質素・倹約を尊ぶこと。「黜」は退ける、「奢」はおごり、「崇」は尊ぶ、「倹」は倹約の意。個人の生活態度だけでなく、為政者がぜいたくな制度や出費を抑え、質素な政治を行うべきだという文脈でも用いる。由来
中国の後漢時代の思想家・王符(おうふ、2世紀ごろ)の論に由来するとされ、『後漢書』王符伝などに関連する表現が見られる。『後漢書』は南朝宋の范曄(はんよう)が5世紀前半(おおむね432~445年)に編纂した歴史書である。日本では漢文由来の四字熟語として「黜奢崇倹」と表記する。備考
「ちっしゃそうけん」ではなく、標準的には「ちっしゃすうけん」と読む。「黜」は日常ではあまり使わない難字で、「退ける」の意。政策・戒め・生活信条など、やや硬い文脈で用いられる。例文
- 財政再建には、行政全体で黜奢崇倹の方針を徹底する必要がある。
- 彼は黜奢崇倹を信条とし、華美な暮らしを求めず堅実に資産を管理している。
- 新政権は黜奢崇倹を掲げ、儀式や公費の無駄を見直した。
類義語
対義語
- 奢侈放縦
- 豪奢絢爛
- 贅沢三昧